マニ車

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今月の初めにスタテンアイランドにある美術館を訪れたとき、ひとしきりその裏庭を散策して素敵なひと時をすごしたのだけれど、そのお庭にチベットの民芸品を売っているお店が幾つか出ていました。

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マニ車(まにぐるま、と呼ぶことが多いようですが、まにしゃと言うこともあるそうだ)。



私は無類の石好きなんですけれど、その私の目を一番に引いたのはこのマニ車。私はこの日までマニ車のことは知らなかったんですけれど、ターコイズがキレイだなあ、と思って、「これは何?」とお店の方に聞くと、"Prayer Wheel"だよと教えてもらいました。上部の蓋を取ると中には、ある真言が何千と繰り返し書かれた小さな巻物が入っています。このPrayer Wheel = マニ車の下部についている取っ手を時計回りに回すと、それでその巻物分の真言を読んだことになるのだそうです。一回回すだけですごい数の真言を唱えたことになりますよね。

マニ車のその真言は多くの場合、「オムマニペメフム(観音の真言)」と書かれているそうです。オム、マ、二、ぺ、メ、フムの6つの真言から構成されているんだそうです。この真言の意味は他の言語に訳すことが難しいそうですが、ダライ・ラマによると、私たちの不浄な身体・言葉・思考を、完全に統一された秩序と知恵の教えの道に導くことにより、仏陀になれるということを意味しているそうです。詳しいことはこちらをご参照くださいませ。

このマニ車のことは気になったけれど、きっと高価なんだろうな、と思って値段を聞くこともせず、友人と写真を撮ることに熱中していました。けれど、お店の人が店じまいを始めた頃に何気なく様々な品々を見ていると、さっきのお店の人とは別の人がいきなり、「このマニ車を買わないか?」と聞いてきたんですね。そして、ビックリするような安価でどうだ?と言うんです。回すだけで真言を唱えることになるって、安易さはどうも良く分からないのだけれど、品物として美しいなあ、と思って、これも何かの縁かな、と家に持って帰ってきました。

その日以来、このマニ車は私のキッチンにある小さなダイニングテーブルの上にあって、ご飯をそこで食べるたび、くるくると回しています。世の中がもっと平和になると良いなあ、と思って。チベットの寺院には大きなマニ車があって、みなそれをくるくると回しているそうです。私の浅知恵では、マニ車を回すことは安易に思えてしまうけれど、きっと本当は何か深い智慧のもとに出来上がったものなのでしょうね。だから、この小さな車を回すことで何かの歯車を回すことになっているのかもしれません。多くの人が世の平和を願って、このマニ車を回したらどうなるのかなあ、とふと考えることもあります。



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by sakurasikibu | 2009-10-20 20:24 | つれづれ