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笑えるブラウニー

今日もブログにお越しくださって本当にありがとうございます。

こんばんわ。

今日はちょっとお下劣なお話。

日本にお住まいの皆さま、ブラウニーってお菓子、ご存知ですか?
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            リッチな味わいのチョコレート風味の焼き菓子です。


話は私の職場に移ります。
うちの病棟には、社会的に活躍している人から、認知症を患う人まで、さまざまなレベルの患者さんがやってきます。患者さんMは80代後半の女性。若かりし頃は世界中を旅して回った行動派の女性でした。その彼女も今では認知症を患い、他州に住む家族とは離れ、老人ホームで生活をしていました。ホームでの行動に問題があって、うちの病棟にやってきました。
彼女は英語で言うと、sexually preoccupied、と言って常に性的なことを考え、そういう発言をし、そして時には行動にも出てしまう、という行動を取っています。

とても華奢なMは私に取ってはとても可愛いおばあさんです。廊下を歩くときは "Honey,let me hold your hand.”と言って手を繋いでくるのです。かわいいいじゃないですか。まあ、Honeyと病棟のスタッフを呼ぶのは、あまり適切ではないですけどね。認知症なので言うことが、そのときの状況には一致しないことが多々あるのですが、でもとてもユーモアがあって、いつも笑わせてくれるのです。

今日は私にMが銀行に行ってお金をたっぷり下ろしてくるから、なんでも豪勢なものを一緒に食べに行こう!と誘ってくれました。甘いものが好きなMなので、「じゃあ、私がブラウニーを買ってきたら、食べる?」と聞くと、いきなりMは自分のまたぐらをつかみ、「ブラウニーはここにあるから、いらないよ!」って。

こんなえげつないジョークはちょっとやさっとでは思いつきませんよ。
私は"You are too much!”と言って、思わず座っていたのに立ち上がってしまいましたね。
私はMがこう話してくれた後はひとしきり得意の大笑いをしました。
いやあ、まいりましたよ。しばらくはブラウニーを食べる気にはなりそうもないですねえ。

実は今日、病棟の看護婦さんたちが結構なドラマを繰り広げていて、その中に引き込まれそうになっていたのでした。ま、ドラマに参加する気はゼロですので、遠巻きにしていたのですが、このブラウニー話ですっかり気もほぐれましたね。

えげつない話も癒しになるというお話でした。


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by sakurasikibu | 2010-01-27 20:21 | 仕事場で感じたこと