Dear Peace Lovers

今日もブログにお越しくださって本当にありがとうございます。

こんばんわ。
NYは蒸し暑い日が続いております。皆様お元気でいらっしゃいますか?

万葉はひょんな思い付きから、広島・長崎の被爆者の方々とのご縁を頂いております。ことの始まりは3月下旬に回ってきた連絡メールで通訳のボランティアを募集しているとの案内を見たことでした。

内容はざっと以下の通り。
4月30日から、50数名の広島と長崎の被爆生存者がニューヨーク市を訪れ、国連の核拡散防止条約の5年目再検討会議に於いて、核兵器廃絶を訴えられます。4月30日から5月5日までの6日間の訪問は原爆被爆者が海外で集まるイベントでは、今までの最大規模になり、また、被爆者の方々の高齢化を考えると、この規模での最後の海外集会になることは、ほぼ確実と思われます。


13年前に渡米したときは英語はからきし駄目だった私もさすがに職場で毎日日本語抜きの生活を8年以上続けましたので、英語力も鍛えられ、少しはお役に立てることもあるのではないかと思いたち、ボランティアに応募しました。
応募した当初は5月2日の日曜日、一日お手伝いしようと思っていました。ところが、先週ボランティアを集めてのミーティングに参加すると、何かの流れに乗るかのように、昨日、月曜日の晩、仕事のあとにブロンクスにあるマンハッタン・カレッジ(昔はイースト・ビレッジにあった大学なのでこの名前が付いているらしい)でスピーチをされる被爆者の方の通訳も買って出、明日水曜日に至っては有給までとってお手伝いすることになりました。私個人の意思よりも大きな何かに動かされている気がしています。

5月2日はタイムズ・スクエアでスピーチ、和太鼓の演奏、米人ミュージシャンの演奏などのイベントが行われ、そのあと被爆者の方たちを先頭に約1500人の人々(その後の報道で主催者の発表によると約2万5千人が参加されていたそうです。)と国連まで、何と1時間半もかけて行進しました。
そのときの模様の一部を写真でお伝えします。

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ブロードウェイの一角が日本の夏祭りのようになっています。

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和太鼓の演奏で場が一気に盛り上がりました。

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広島市長を始め、各国から核撲滅についてスピーチがありました。アフガニスタンからも平和を求める声が上がりました。コスタリカ、イタリア、フランス、スイスからもスピーチに参加されていました。面白かったのは、キレイだなあと思っていたアジア人のお姉さんもスピーチに立ち、何と北朝鮮出身のトランスジェンダーの元男性でした。核のために、自分たちの母国は分断されている、って強く訴えていましたよ。

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被爆者の演説です。核のために家族を失い、過酷な状況で親族の死を願ってしまったことで長年の罪悪感にさいなまれ、そして8回もの手術を受けても、健康体にはなれないご自身の経験を語られ、恐ろしい核兵器の撲滅を訴えられていました。

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NYらしくラップでも平和について訴えていました。

この日はとても良いお天気だったのですが、健康体で被爆者の方よりずっと若いはずの私でも、炎天下の中ずっとイベントに参加しているのは日射病を起こしそうな気候でした。ちょっと気が緩んだら、ふてくされそうなお天気だったんです。でも、ボランティアの多くの方は本当に気が良く回って、ご高齢の被爆者の方たちの体調を絶えず気を配られていました。そして行動が迅速! 用意していた水のボトルが足りないと分かると、即座に行動に移して、あっという間に必要な人たちにお水が配られました。お手洗いの手配も抜かりありません。このボランティアの人々も普段はフルタイムの仕事をしていて、打ち合わせもままならない状態でやっているのですが、被爆者の方を思う気持ちが皆を一つにしていました。とにかく皆さんの献身ぶりにビックリしました。

そしていよいよピース・ラリーが始まり・・・。被爆者の方の平均年齢は76歳。一番ご高齢の方は90歳をとうに越した男性です。中には杖をつかれている方もいました。みなさん、身体のあちこちに問題のあるご高齢の方です。でも、どの方も文句を言うことも無く、笑顔で炎天下の中1時間半もかけて行進されたんです。その姿に本当に胸を打たれました。私はプラカードを持っていたので、行進中の写真はありませんけれども。本当に平和のために、そのためだけに遠路はるばるNYまでお越しになり、着いた翌日から芸能人並みのキツイスケジュールをこなされ、ご自分たちの経験を一人でも多くの人に伝えることが核撲滅に繋がると、その信念で行動されているお姿に感動しました。そのお姿を見て、私ができることは何だろうか、と考えました。伝えていただいたことを、私を通して他へ伝えていくこともできるであろうひとつのことですね。

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行進が終わった直後のみなさん。その信念の強さ、気力の強さに本当に敬服いたします。

残念だったのは、これだけの人が集まったピース・ラリーでしたが地元NYのメディアには全く無視されていたことです。ニュースでも、新聞でも全く取り扱われていないのです。プレスは来ていましたが、日本のプレスの方々でした。被爆者の方の強い思いをアメリカ人にももっときちんとした形で伝えられないものでしょうか。

記事が長くなってしまったので、続きはまた明日以降に。
ちなみに明日、5月5日は被爆者の方たちは 国連での被爆写真展での証言をなさいます。私はそこでなんちゃって通訳をいたします。私は被爆者の方と直接お話をすることは、日本にいた頃一度もありませんでした。貴重な機会です。ご興味のある方は国連まで足を伸ばしてみてください。

詳細はこちらをご覧ください。




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by sakurasikibu | 2010-05-04 20:15 | NYの街角から