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Intuition

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Intuition・・・日本語では通常“直感、”とか“第六感”などと訳されている。
私は自分勝手に良く“腹の声”などと言っていたりする。要は自分の内なる声または知恵のことだと思う。

去年の今頃、私は二つの大きな後悔に見舞われていた。一つは不動産。私は現在のアパートに2002年の秋に引っ越してきたのだが、当初はアパート購入のつもりで物件を探していた。けれど、結局気に入る物件は見つからず、賃貸へと切り替えた。去年の時点で私の住むこの地域は、過去3年でなんと地価が8倍にも高騰した。もしも物件を買っていたのなら、大した投資になっていたはず。もう一つは付き合っていた男性のこと。この土地に引っ越してきた頃、私は何やら男性と縁の多い時期だった。最終的に選んだ男性はユニーク極まりなく外見も私の好みそのままだったが、付き合うには大変な人だった。“この人じゃなくて、あの人にしておけば良かった”と逃がした魚の大きさに途方にくれる思いだった。そう思った頃その人は24時間掛けなければ会えないような地球の反対側に行ってしまっていた。

そんな後悔のなか、気が付いたことがあった。どちらの選択をしたときも自分で内心、これでいいのか、と思いつつ、周囲の意見を尊重した節が多大にあったと思う。その頃は仕事を始めて丁度半年位経った頃だった。日本で社会人を経験した私には、どうも馴染めない環境で自信喪失していたころでもあった。言葉や文化の壁の為、自分を必要以上に過小評価していた。当然、自分の腹の声も過小評価していたんだと思う。

二つの後悔のあと、自分に丁度良いことは本当は自分が一番良く知っているはずで、その自分の腹の声を信じることが大切なんだなあ、とつくづく実感した。たとえ、それで失敗しても後悔はすることなく、すっきりせいせいしていられるのではないか、と思う。

"intuition"を大切にしよう、と決めてから約一年。人生何だか面白いように変わってきた、と思う。出会う人、事が違ってきたし、エネルギーの量も相当増したと思う。もともと好奇心旺盛だったけれど、さらに拍車が掛かって、自分の引き出しが増えてきている。何より、人生楽しい、と本当にそう思う。表面上、私の環境は一年前とそう大きくは変わらないかもしれない。でも、それを受け止める私の心情は本当に変わり、感謝の気持ちが増した。

人生はどちらに転ぶにしても雪だるま式な様な気がする。この頃、益々人生が面白いし、近い将来に予定していることを考えるとワクワクするのである。

自分の内なる声に耳を傾け、尊重すること。そして直感を鋭くすること。大切なことだと思います。

by sakurasikibu | 2007-02-03 23:32 | つれづれ