カテゴリ:ヨガ( 11 )

Constructive Restの続き。

今日もブログにお越しくださって本当にありがとうございます。

間延びしてしまいましたが、「構造的な静養」の続きです。

先回、使った図をまた用いてみます。
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人間の姿勢を美しく保つ要の腰筋は絶えず働いて、なかなか休養することがないんだそうです。たとえば、仰向けになって寝ているときもこの筋肉は働いています。ところがこの図にあるようにひざを曲げて仰向けに寝るポーズを取ると、ようやくこの腰筋は休養できるそうなのです。普段働きどおしなので、こういうポーズをあえてとってあげることが心身に大切だそうです。

まずベッドなどやわらかい場所ではなく、しっかりした床の上に(マットは敷いてもOK)ひざを曲げて仰向けに寝ます。このときひざはお尻の幅に開いてください。足の平は平行になるように、ひざと同じ幅で開いてください。両腕は軽く胸の上で交差しますが、これが快適でない方は身体の脇に手のひらを上にして力を抜いて横たえていただいてもOKです。

私がこのポーズを教わったとき、師匠のジョナサンはこのポーズを一日30分一ヶ月取ると、背骨や身体のひずみを取ってくれ、腰痛などに劇的な変化がある、と教えてくれました。背骨の状態によってはこのポーズを30分も取ることはできない人も多いそうです、そうした場合には頭のしたに薄い枕のようなものを引いたり(首の下はだめ)、ひざが離れてきてしまう人はヨガで使うベルトでひざを固定してあげるなど、各人に合った調整をして続けることが大切です。

(ここから先は私的なこの静養ポーズの解釈です)
なぜに「心身」と、心にとっても大切なのかと言うと・・・。この腰筋の辺りはチャクラにすると第一・第二チャクラを司っている部分です。第一チャクラは人間の生存に深く関わるチャクラです。危険を察したり、安全や衣食住など生きていく上で必要なものの確保が重要なことになります。また感情としてはFEAR(恐れ)が主に関わるものとなります。
一方、第二チャクラは第一チャクラで必要とされた"ground(地に足をつける)," "stabilize(安定させる)”を元にして、こんどはそこに”Movement(動き)"を持たせることが必要になります。安定させたものに執着せず、”Let Go(手放す)”させ、そして”Flow(流れ)”を人生に持たせることが肝心になります。またこのチャクラはsensation, pleasure, emotion, need, desire, the shadow, guilt, duality, sexualityなども司っています。お酒やドラッグなどの依存症を持つひとはこのチャクラのバランスを崩していることが多いそうです。

人間はこの腰筋の辺りに事故などの身体的トラウマ、また虐待などの心理的トラウマを溜め込むと言われています。Deal(取り組む)ことが困難な感情をこの腰筋の辺りに押し込めてしまい、日常生活では気付かないようにしてしまうわけです。これも人間の生存能力の一つではありますよね。押しつぶされそうな強い感情は準備が出来るまでここにしまっておいてしまうという。
でも、しまい込んだまま忘れてしまうことも多々あって、そうなるとどこかに故障という形で身体に影響がでてくることになるようです。

この構造的静養を一日30分一ヶ月間ほど取ると身体に記憶された誤った筋肉の癖の矯正になるそうです(その後もずっと続けると良いそうです)。そして、この部分に溜めていた感情も同時に表出するようです。私がヨガのトレーニングを受けていたときのトレーニングメートの一人は中学生の頃、器械体操の選手をしていました。その彼女は15歳のころ、段違い平行棒から転落して肩から腰を痛め、その後は選手生活を諦めたそうです。トレーニング中も時々故障箇所が痛くなることがあって、ジョナサンにこのポーズを取ることを勧められ、彼女はそれに従い、7日間ほどつづけたところ・・・。怒涛のごとく涙が溢れ始め、一時間くらい激しく泣き続けたそうです。なんでもその故障をしたころ、ご両親が離婚をされ、そのときの辛い気持ちをこの筋肉に押し込めていたようです。それが開放され、どーっと出てきたのでしょうね。そうして、身体の故障もこのポーズを続けることで改善され、構造的に取り辛いポーズも取れるようになったんですよ、彼女。

ちなみに私はこつこつ毎日継続するということはしないタイプなので、こうした経験はないのですが、ちょっと興味はありますね。続けるとどうなるのか、と。これとは少し違うケースですが、ヨガでヒップオープニングなどのポーズを重点的にするとやはり大きな気付きが起きたり、泣いたという経験も何度もありますけれど。腰っていう場所は勉強すると面白い箇所のようであります。

ポーズのことで分かりづらいな、と思われる方はコメントを頂ければ、私の答えられる範囲でお答えいたします。




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by sakurasikibu | 2009-12-14 19:10 | ヨガ

Constructive Rest

今日もブログにお越しくださって本当にありがとうございます。

Constructive Restと言う言葉を日本語に訳すと、構造的な静養とでもなるのでしょうか?私は翻訳は苦手です。こちらで覚えた表現は英語として理解しているので、それに見合った経験が日本語でないとなかなか上手な言葉に変換できませんね。ヨガは日本では本を見ながら自宅でやっていた程度なもので。

さて、翻訳の問題はこのくらいにして、本題の構造的な静養についてお話して行きたいと思います。先回のブログ記事で陰ヨガのことをお伝えしましたが、そのセッションの最後に取っていただいたのがこの構造的な静養です。どんなポーズかと言うと下記の絵を参照にしてみてください。

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"HUMAN MOVEMENT POTENTIAL" by Lulu E. Sweigard より参照。この本は師匠のジョナサンのもとでヨガのトレーニングを受けたときのテキストブックの一冊でした。今では絶版になっていて200ドル以上もするんですねえ。素晴らしい内容の解剖学の本です。)
私はこのポーズをジョナサンから教わりました。Psoas(腰筋・ようきん)をリラックスさせるポーズです。ジョナサンはトレーニングの間中、口を酸っぱくして”Psoas(ソーアズと発音します)”と言い続け、どれだけ人間の姿勢を健康に保つのに重要な筋肉かと教えてくれていました。人間の足と腰を繋ぐ関節を蝶番(ちょうつがい)に見立てると、その部分を繋ぐ部分がスムースに動かないと蝶番も上手く動きませんよね。この筋肉が上手く動かないと歩行に問題が出てきます。また3つの部位を繋ぐこの筋肉は使用頻度も非常に高いため、ゆっくり休めることも大変重要です。ジョナサンいわく、このポーズを一日30分1ヶ月続けると心身共に大きな変化があると言っていました。

この話続きます。



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by sakurasikibu | 2009-12-03 22:20 | ヨガ

陰ヨガ

今日もブログにお越しくださって本当にありがとうございます。

本日2回目の投稿です!

陰ヨガという言葉は皆さん余り聞き覚えがないかもしれませんね。教えているところもそんなに多くありません。私もヨガを始めてもうじき丸7年になりますが、4年くらい前に一時期、ある先生について続けたことがありますが、その先生以外に教わったことが他のヨガスタジオやジムではありません。リストラティブ・ヨガという心身の回復を目的にしたほぼ寝ているだけのヨガもありますが、それとは焦点を当てるところがまた違います。

一般に言うヨガは筋肉の活性化に重点を置いています。筋肉は陽のエネルギーがつかさどるもの。「動」のエネルギーですね。反して陰ヨガは経路の活性化に重点を置きます。経路は陰のエネルギーがつかさどるもの。「静」のエネルギーです。どちらが良い、悪いということではなく、陰陽のバランスを取ることが大切なんですね。この陰ヨガでは次の4つの点に効果があります。
1)陰陽のバランスを取ること。
2)腰まわりにある6つの経路を活性化することで気の流れを良くする。
3)結合組織を健康に保つ。
4)マインドフルな(いまここにあるという意識)瞑想の練習を培う。

このヨガはチャクラでいうと第一、第二チャクラを中心に活性化します。腰周辺の6つの経路(膀胱、胃、すい臓、脾臓、肝臓、腎臓)を活性化することでリンパ腺も活性化されます。骨盤・股関節の周りを中心にゆっくりと自分の体重と時間をかけて筋を伸ばしていきます。単純な一つのポーズを大体5分程度(これは先生によっては15分という方もいます)保ちます。そうすることで、自ずと身体の声を聞き、内面と向き合って行くようになるのです。


NYという街は24時間地下鉄も走っていて、常に動いている街です。いわば陽のエネルギーにあふれている街でもあります。こういう街に住む者は本人の意識のあるないに関わらず、陽のエネルギーに傾きがちなんではないか、とわたくし個人的に思っています。こういう忙しい街に住む者こそ、意識して静の時間を設けることは大事だろうと思っています。心身のバランスを保つために。

感謝祭で美味しいものを十二分過ぎるほど頂き、胃腸はオーバーワークしているし、感謝祭後も連日バタバタと忙しくしていた私はちょっとスローなヨガがしたいな、と昨日自宅で久しぶりにこの陰ヨガをしてみました。予想以上にスッキリと爽快な気分になりました。そこで早速午後に予定していたヨガの個人教授でもこの陰ヨガをシェアすることにしました。生徒さんの一人は、風邪の治りかけだそうだし、もう一方は奥様の代わりに参加された男性で一週間腰の痛みに悩まされているとのこと。そんなお二人にもピッタリだろうな、と思いました。

クラスが終わって、お二人とも満足された様子でこちらも嬉しかったです。とても簡単なポーズを取っているだけなのに、思いもかけない効果があるんですよね。こういうところに人生の縮図を見る思いがします。一見地味な作業を無心に続けていると、実は派手にあれこれと立ち回っているより大きな実りがある、というような。人生シンプルで良いんだなあ、と言うような感じ。奥様の代わりに参加された男性は一週間悩まされた腰の痛みがこのセッションのあとスッキリと解消されたとあとからご報告のメールを頂きました。これには納得が行きます。取っていただいた全てのポーズに腰の痛みを和らげる要素があったのですが、最後に取っていただいたポーズは私のヨガの大師匠のジョナサンに教わったポーズ。腰筋(Psoas)って普段の生活ではまず伸ばすことがありません。寝ていてもそれは出来ないんです。でもこのポーズをとると休ませてあげることができるんですね。そうするとものすごい心身の開放が起こるのです。長いエントリーになってきたので、このポーズのことはまた後日お伝えします。

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ヨガを教えに行く途中で通りかかったユニオンスクエアで。色の付いた砂で曼荼羅を書くストリート・アーティスト。


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by sakurasikibu | 2009-11-30 21:52 | ヨガ

ブルックリンのマリア・シャラポア

今日もブログにお越しくださってありがとうございます。

ヒプノセラピーの体験談の続きを書くつもりでいたけれど、それは明日に回してヨガの話など。

今日、仕事場で帰りがけに病棟でちょっとしたアクシデントがあり、本当に久しぶりに動揺した。自分でもちょっと驚いた。こんなときはキツイヨガのクラスでも取ってスッキリしよう、と思って帰路に着く。帰りの電車の中でずっと内観をしていた。アパートに着く前にはもういつもと同じ気分でいる自分にもこれまたちょっと驚く。ペインボディに惑わされることが本当に少なくなったなあ、と。エックハルト・トールさまさまである。

気分も良くなったのでヨガはベーシックのクラスで良いかあ、と一瞬考えたけど、でもせっかく取る気になったのだからアドバンスを久しぶりに取ることにした。

いつも通っているBend & Bloom Yogaで初めてのアドバンスクラスを取る。先生はアンジー(Angelaのニックネーム)と言う20代後半位のとっても魅力的な人。背が高くて手足がスラ~っと長く、ブロンド美人。テニス選手のマリア・シャラポアに似ている。クラスの始まる前にちょっと雑談したけれど、気さくな感じで、可愛い人という印象を受けた。今晩は寒かったせいか、なんと生徒は私の他にもう一人中近東出身ぽい男性だけ。クラスはにわかセミプライベート化する。

第一印象の可愛い感じとは全く異なってアンジーはとっても強い。本当にはがねの強い。ピラテスのようなコアを中心にしたポーズを連続してするけれど、最後の方はついていくのももう苦しいという感じだった。「万葉は強いわねえ」と言われたけど、「それはあなたです」と言い返した私。ヨガのフローのシークエンスの構成もとても良くできている。斬新なポーズとか、意外な流れが多いのだけれど、全く動きが不自然ではなくて、本当に関心した。「へえ、こんな流れでポーズしたら面白いわねえ」と何度も思った。それにアジャストもとっても上手い。本当に強い身体の持ち主のようで、アジャストも力強い。痛みを感じるということは全くないけれど、しっかりとたアジャストだし、そのやり方もこれまで経験したことがない。ヒップオープニングのときなどはお尻の両脇を揉みほぐすマッサージのような感じのアジャストでとても気持ちが良かった。

ポーズの教え方も上手くて、彼女のアシストで初めて壁を使わずに軽がるとハンドスタンドが出来た! これは興奮した瞬間だった。コアを使って全身が一本の太い針金のようにまっすぐに伸びるのをイメージして中心向かってグーッと力を入れるとポーズが取れた。素晴らしい!

クラスで使う音楽の趣味も似ていた。大好きなCold Playのヴァイオリン カバーだったり。最後も大好きなKrishna DasのBaba Hanuman(Youtubeから引用しようと思ったけれど該当のものなし)でシャヴァアサナをする。キツイヨガのクラスのあとのシャヴァアサナは至福のとき。

クラスが終わってから「昔は器械体操の選手だったの?」と聞いてみる。ハンドスタンドからフルバックベンドに軽々と移ることが出来る彼女だが、ヨガの前にダンスをしていたり体操をしていたり、という経験は全くなかったそう。水泳はしていたけど、と。大学時代から初めて10年間ヨガをしているそう。毎日練習をしている彼女に、「継続は美なり」を見る。

色んな意味で良い刺激を受けたクラスだった。彼女は今度Kula Yoga Projectのデイビッドのティーチャートレーニングを受けるそうだ。私も昔このデイビッドのクラスを何度か受けたことがある。上半身一杯に刺青を入れている超ハンサムな先生。とてもスピリチュアルでクラスのときは詩人のようなことを良く言っていた。アンジーのクラスは更にユニークなものになりそうだ。楽しみなクラスがまた増えて嬉しい。

明日の朝は腹筋が痛みそうだなあ・・・。

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by sakurasikibu | 2009-03-04 23:58 | ヨガ

素敵な発見 - フォレストヨガ

久しぶりにヨガの話など。

去年の11月からPark SlopeにあるBend & Bloomというヨガ教室に通っている。歩いて通える便の良さ、気さくな先生達、そしてManhattanの教室のように込み過ぎないのが気に入っている。今日、Forrest Yogaなるものを初めて取る。このヨガはAna Forrestが発案したもので、ビクラムヨガのように高温の室内で行われ、吐く息に重点を置く。息を止めながらポーズを取ることも多い。Detoxの効果が強いそうだ。

f0085875_103554100.jpg久しぶりのスコーピオンのポーズ(日本語ではさそりのポーズと直訳するのだろうか?)も取り、割とタフなクラスだった。途中で先生が何度も”Lion"と言うと、生徒が一斉に「はあ~」という大きなため息をつく。初めて参加した私にはちょっと馴染めない音だった。皆がほんとうに獣のような音をだしているから。でも、クラスの中盤からは私も獣になっていた。きっとこういう音を身体から出すことで、身体に溜まっている余計な感情や思考も一緒に吐き出しているのだろうね。



この先生はとても素敵な先生だった。先生Meganからは、地に足がしっかりついて、自信に溢れ、芯が強い印象を受けた。こういう女性は美しいと思うし、出会うと嬉しくなる。気の強い人は多いけど、真に芯の強い人って実はそういないからね。私はヨガのポーズを教えながらも、スピリチュアルなことを語ってくれる先生が好きだけど、このMeganもそういう先生の一人だ。

またこのクラスを取ろうと思う。楽しみなクラスが増えて嬉しい。

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by sakurasikibu | 2009-02-15 20:58 | ヨガ

受け取るということ

久しぶりにコミュニティークラスでヨガを教える。
ニューヨークはつい3,4日前まで冬のコートが手放せない気候だったけれど、この週末は初夏のようなとっても気持ちの良いお天気だった。
先週末は大雨だったので、久しぶりの快晴の中、人々は遊びに出かけていて、日曜の晩からヨガを取る人は少ないだろうなあ、と思っていた。案の定、3名の方がクラスに参加してくれる。

今回も準備をしたことは自分を信頼するということ。
先日、リストラティブ・ヨガのティーチャートレーニングを受けた。先生は、ジュディス ラサター。日本でもワークショップをしたことがある彼女。日本語では回復ヨガとでも言うのかな?
心身ともにリラックスさせてくれるヨガである。
ジュディスは仏教哲学にも長けていて、話してくれることの一つ一つが心に染み渡る。5日間のトレーニング期間中、彼女の身の回りのエピソードを色々シェアしてくれたのだが、なかでも共感と同情の違いの話をしてくれたとき、私は感極まって涙を流してしまった。丁度、そのことで心を痛めていたところだったから。
ワークショップには50名ほどが参加していたが、それを一人でふんわりと皆を包んでしまった彼女。凄い包容力だ。
ヨガの先生として大事なことは自分の直感を大切にするということ。この話も有り難い話だった。
おっと、彼女の話がメインではないのに、つい長く書いてしまった。

コミュニティークラスの話に戻って。
そう、私はこの習ったばかりのリストラティブ ヨガを取り入れたいと考えていたけど、いかんせん、ジョナサンのところにはリストラティブ ヨガに必要なボルスター(硬くて大きなクッション)など一つもない。ブランケットは沢山あるけど、私のクラスは他のヨガクラスと時間が少し重なっているので、どのくらいそのブランケットを使えるのかなあ、と思案していた。幸い、参加者はたったの3名だったので、思う存分ブランケットを使え、何の問題も無かった。
最初20分位はヴィンヤサをして、そのあとからリストラティブに入った。
3名の方たちのポーズを調整していくとき、ジュディスに教わったとおり、自分の直感を信じながらやっていた。
調整するのは楽しかった。個々人の体型や柔軟度で微妙に違うニーズを察して、あんばいの良い感じにしてあげること。お母さんになったような気分だった。
参加してくれた人たちの呼吸の音を聞いていると、どのくらいリラックスしているか分かった。満足の行くクラスが出来た。
今回も例の超上級者のメアリーが参加してくれた。
彼女はリストラティブは初めてだったそうで、凄く気に入ってくれ、褒めてくれた。
彼女は多分アシュタンガ系のキツイヨガをガンガンしているタイプで、スローと思われるリストラティブには興味が無かったらしい。食わず嫌いだったわけ。

メアリーの話を聞いて、思ったけど、NYに住む人って多かれ少なかれチャレンジ好きで、いつも前進していたり、進化していないと気が済まない人が多いんじゃないかって。
でも、いっつも発してばかりいたら身が持たない。
今、この瞬間をこの先のことは心配せず、過去のことを後悔するでもなく、ただ今を感じるっていうの、ヨガをやることの醍醐味だと思う。でも、いかんせん、キツイヨガのクラスだと、ついもっと上達したい、とか、隣の人よりカッコよくポーズ決めたい、とかいう欲が出てきて、今を味わえなくなってしまったりする。
リストラティブではそういう欲が起こることはまず無いし、努力しなくても良いんだよ、っていうヨガだ。NYに住む人達にはピッタリのヨガだと思う。
欲を忘れて、努力を忘れ、ただ今このときを味あう。するととてつもないリラックスとともに幸せな気分を受け取ることができる。
いっつも頑張っていなくてもちゃんと受け取れるものはあるし、実はそれが一番欲しいものだったりするんだよ、って教わっている気がする。

ジュディスが広めたこのリストラティブ・ヨガ、医学的にも大きな効果があり、色んな研究機関でリサーチが進んでいる。私も精神科の患者さん達とのリサーチをしてみたいけど、病院側が協力してくれるかなあ?
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by sakurasikibu | 2007-04-22 23:08 | ヨガ

敗者復活

先週の金曜日、3月2日に例のヨガセンターで一般の方にコミュニティークラスでヨガを教える機会に恵まれる。
およそ一月まえに同じ場所で苦い思いをした私。次に教えるまでには準備万端で行きましょう、と心に誓ったはずだった。その間、悪性の風邪を患い、ヨガのクラスを2週間以上取ることが出来なかった。ヨガのフローを思い出さなくちゃ、と思っていたけれど、この一月の間にやはり満足な練習をすることはできなかった。そして元来限りなくB型に近い変形A型の私、物事に用意万端で望むことはかなり難しい(おっと、B型の方、失礼。私は何事も用意周到よ、というB型の方ごめんなさい)。
結局、ギリギリにまた準備を始めヨガを教える当日8割くらいの準備で望む。
でも、きっと準備の量は先回と大して変わりなかったのかもしれない。
ただ私の心持が違っていた。自分に対する確信のようなものが明らかに増していた。
これまでの経験で十分クラスをリードするだけのものは身についているはずだから、案じることはないんだよな、本当は、と思えていたのだ。

それでも、直前になってどきどきしてきた。
すると第一陣でクラスに入ってきたのは、ティーチャートレーニングの時のトレーニングメイト。友達を引き連れてやって来る。
それから、また別のトレーニングメートも友達を連れてやってくる。私に内緒でこっそりと応援に来てくれた。
彼女らの姿を見たときは、実は緊張度がかなり増した。
かっこ悪いとこは見せられないよなあ、と。

クラスが始まるとやっぱりドキドキして、用意していた最初の話も半分くらいで切り上げて
ヨガの練習にはいる。
14人の方がそのクラスを取ってくれ、教室はパンパン。
先回、私がびびったヨガの超達人は今回もお目見え。
そして今回も初心者皆無でかなりの経験者ばかり。
でも、今回はそれには全く動じなかった。
私が伝えられるものだけ伝えるだけだから、と思っていたから。
相手が誰であってもそれは変わらない。
10分も経つ頃、私はトレーニングメートの動きを頻繁に目で追っていた。
見慣れた彼女らの動きを観察していると、ヨガを教える呼吸を肌で感じ始めていた。
教室に彼女らの姿をみることが、とても大きな励ましになっていた。
それに気づくとドキドキも収まって、落ち着いて教えられた。
とても楽しかった。患者さん達を教える楽しみとは随分違う楽しみだった。
一般の方だと、もっと時間、場所、呼吸を共有している、というような感覚かなあ。
もちろん百点満点とはいかないけど、かなり満足できるクラスが出来た。
受けてくれた人もとても幸せそうな顔をして、クラスのあと何人もの方が
お礼として寄付をしてくださった(もちろんヨガセンターに対して)。
沢山お褒めの言葉も頂いた。

先回と今回の差って、準備じゃなくて、いかに自分を信頼するか、ってことなんじゃないかと
思う。あと、いつも自分には支えてくれる人たちがいてくれる、ということに対しての確信でもあるような気がする。いつもそう思っているつもりでも、その思いの強さが違っていたんではないだろうか。
人生は面白い。自分の心持でどうにでも現実が変わってゆく。
なにはとまれ、敗者復活。気分爽快だった金曜の晩。
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by sakurasikibu | 2007-03-06 21:50 | ヨガ

苦い薬、そして、そのあとに

行き当たりばったりの綱渡り人生。これが私の生きかたの形容だろう。
ぶっつけ本番も得意とするところ。
こんな調子でも、大方のことは丁度良く運び、本人も肩に力が入らず楽である。
でも、それで調子に乗ってしまうと痛い目にあう、というのが今回の話。
人間バランス良く生きないといけない、とも苦い思いのあと痛感する。

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by sakurasikibu | 2007-01-28 22:52 | ヨガ

怪我の功名 ①

昨年9月に右股関節に腱鞘炎を患い、その後8ヶ月ヨガの練習ができなかった。怪我をする以前はヨガには週に3-5回通い、もし事情が許すなら(つまりは仕事をしなくても良いなら)、一日2回くらいしていたいと思うくらいヨガに夢中だった。
その頃は運動量の多いアシュタンガやヴィンヤサでもアドバンスのクラスを好んで取っていた。汗をぐっしょり掻く系のきついヨガクラスの後の爽快感がたまらなく好きだった。そして、難易度の高いポーズを次々に覚えていくのも面白くて仕方がなかった。筋力を要するポーズが出来るようになると、自分の精神までが強くなったような気がして嬉しかった。
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こんなポーズが出来た日は本当に幸せな気分だった。






怪我の回復期からまたヨガを始る。例のジョナサンの指導のもとおっかなびっくりと。また怪我をするのはまっぴら御免という気持ちが強いからだと思うが、初心者向けのクラスを取ることがほとんど。でも、以前には感じられなかった喜びを覚えている。まず、またヨガが出来るようになって、それが本当に心から嬉しい。ヨガの出来ることへの感謝の気持ちというのだろうか、マットの上に上がれることが何より嬉しい。そして今まで特別に注意も払わなかった基本のポーズの真髄をようやく学び始めた。
f0085875_11114737.jpgたとえばこのプランクポーズ。 以前は当たり前に出来ていると思っていたけど、それは勘違い。ジョナサンに正しいポーズを教わると、この休憩にも近いと思っていたこのポーズが実はなんともキツイものだと初めて知る。ヨガに対して、謙虚な気持ちになっている。そして勘違いしていたなあ、と過去の自分を振り返り、そう思う。アドバンスのポーズが出来ることがヨーギ/ヨギーニにとって重要なことではなくて、ヨガの練習を通して何を自分が学ぶかが大切なんだと痛い経験を通してやっと分かる。形は後から付いてくるもので、それを追いかけちゃいけない。

これって日常の暮らしについても同じことが言えると思う。派手な出来事などなくても、毎日の一見平凡なことに大事な意味が隠されているということ。ちゃんと注意を払えば、今まで見えなかったことが見え、それから学ぶことがあるはず。幾つになっても刺激の多いことが好きな私だったけれど、ようやくしっかり地に足がついて着いてきたのかもしれない。
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by sakurasikibu | 2006-07-30 23:37 | ヨガ

正しく歩くことの勧め

今日、過去2ヶ月に及ぶ歩き方の訓練を終える。いい年をして歩き方の訓練というのも変だけれど、私はこの30余年の間、どうもおかしな立ち方、歩き方をしていたらしい。
正しい歩き方を教えてくれたのは先日も紹介したジョナサン。彼は先生暦は10年未満だけれど、解剖学の知識の豊かさは理学療法士以上だ。

私は去年ヨガが元で右股関節に腱鞘炎を患った。体が柔らかいことに調子に乗って無理をし過ぎたからだ。当の本人は自分に無理をしていることも気づかないほど間抜けであった。大好きなヨガを8ヶ月も休まなくてはならなく、その間は辛かった。患者さんから聞くトラウマの話をヨガなしで消化するのはキツイことでもあった。ストレス解消をする他の方法にはヨガほどの効果はなかった。
二度の理学療法のあと、ようやくヨガの練習に戻っても良いと言われても、足の付け根の微かな痛みは消えないままだし、また怪我をしやしないかと不安でなかなか練習に戻れなかった。
そんなころジョナサンの歩き方の訓練を知る。
ちょっと贅沢かなと思ったけど、怪我をしてヨガができなくなるのは二度とご免だったので、彼の言うことを信じてレッスンを受けることに決めた。歩き方がヨガの基本だと言うのだもの。

今日終えてみて、このレッスンは一生の財産になると思った。私は腹筋が弱く、まだまだ鍛えなくてはいけない。でも、どう体を動かせば怪我をしないで済むか、ジョナサンが教えてくれた。私はこの怪我のことをかなりの数のヨガの先生に伝え、どうしたら良いか指示を仰いだけれど、大方痛いところは使うな、といわれるのがおちだった。でも、このジョナサンときたらどこの筋肉をどう動かせば、痛みを和らげか、色々な方法を知っているのだ。彼に”ここが痛い、”というと、”じゃあ、ここをこう動かして”と指示される。言われたとおりにするとさっきまでの痛みがすーっと消えていく。魔術師のようだ。痛みの原因となった動きについても教えてくれる。

そして、歩き方そして体の造りって個人の性格を怖いほど反映しているなあ、と思う。体は柔軟だけど腹筋の弱い私。職場での自分そのものだと思う。人と協調したり、柔軟に物事に対応をするのは得意だけど、ピシッと芯を通すのは得意ではない。患者さんの子供達にも優しく話しを聞くのは得意だけれど、規則を破ったときなどに厳しく罰を与えたりすることは何年経っても苦手だ。要は甘いのだ。引き続き腹筋を鍛えたら、私の態度に真の強さが増すのかもしれない。

NYにお住まいのヨギー、ヨギーニの皆様、興味があったら彼のサイトに行ってみてくださいな。目からうろこ的なこの歩き方の訓練は本当にお勧め。
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by sakurasikibu | 2006-07-23 23:55 | ヨガ