<   2010年 10月 ( 2 )   > この月の画像一覧

励まし

今日もブログにお越しくださって本当にありがとうございます。

母が危篤だと聞いたその朝、私はとても心細い気分になった。すぐにでも駆けつけたいのに、NYは日本から遠い。

この日は早朝から、本当に心温まる励ましをビックリするくらい沢山頂いた。朝、泣き出してしまったときは「気をしっかり持って」と適切な励ましを頂き、そのあとは母の無事を祈ってくださる言葉、できることなら何でも遠慮なく言ってね、と応援の言葉を。本当に一日中、テキストメッセージ、メール、電話などで、何度も私の心中を計らって確認のコンタクトをくれる方も数人いて。

朝、心細かったことがまるで嘘の様に夕方以降は、とても気丈にしていられた。母は奇跡を起こすに違いない!と半ば確信めいたものを持てるほど、気が強くなっていた。不安はもうなかった。これは本当に周囲からのサポートによるもので、サポートというものがこんなに力強く人を支えるものだとはこのときまで知らなかった。周囲の温かい励ましがなければ、きっと私は心細いまま、大きな不安を抱えて日本に飛び立って行ったことだろう、と思う。

でも、日本へ向かった私は図々しいくらいに事態を希望的にとらえていた。人の励ましにこんなにパワーがあるとは想像もしたことがなかったので、これは本当に素晴らしい経験だった。



ブログランキング・にほんブログ村へ
ランキングに参加しています。ポチッとよろしく。
[PR]

by sakurasikibu | 2010-10-05 09:51 | つれづれ

9月17日の早朝

今日もブログにお越しくださって本当にありがとうございます。

先月の17日、早朝5時過ぎに弟からの電話で目を覚ます。弟が私の携帯にそんな時間に電話を掛けてきたことはアメリカに来て以来、一度もない。着信記録から日本からだとは分かる。しかし、寝起きで、しかも普段はありえない声の主に気が付かない私は思わず「野本君?!」と聞く始末だ。

緊迫した弟の声は「慌てないで聞いてね。」と私に念を押す。母が車にはねられ重傷を負い、危篤状態だと言う。私は「は? 嘘でしょ?」と答える。前夜、母と電話で話したばかりで、その母が今、危篤だとはにわかに信じられなかった。その日、私との電話を終えた3時間ほどあとに母は事故に遭ったそうだ。
「出来るだけ急いで帰る」と答えた私は混乱する頭の中を必死で整理しようとする。とにかく猫の面倒をしばらく見てくれる人を探さなくては!それだけはすぐに思いつく。しかし、そのあと一体何から手をつけて良いのか、考えられなかった。取り合えず、親しい方にSOSのメールを出す。たまたまその方は虫の知らせか、その朝早くに起きていて、まもなく電話が来る。その声に安心して、思わず泣き出してしまった。話をして、落ち着きを取り戻した私は、やるべきことを少しづつやっていった。友人数人にメールをし、ヘルプを求める。離れている自分が母にできることは何かと考え、遠隔でヒーリングをする。そのときの感覚で母は死にはしない、と漠然とした感覚を得、少し安心する。

猫の面倒を見てくれる人は思いのほか早く見つかる。友人が私のアパートメントに泊り込んで世話をしてくれるというのだ。なんとありがたいことか。
職場へ連絡し、しばらく休むと。有給も4週間分くらい残っていたし、総合病院の入院病棟という組織では一人が抜けても何とか回っていくようにシステムが出来ている。申し訳ない、同僚には負荷が増すが、抜けた穴が大問題になることはない。そのあと、9月10月と複数のワークショップを企画していたので、各関係者にキャンセルの旨を伝える。みなさん、私の立場を理解してくださり、思いがけず大変温かい励ましの言葉を頂き、感動する。

そのあとは留守にする間の猫の食料、タンタンの点滴、などを用意したり、アメリカ西海岸に行く予定にしていた航空券を急遽日本行きに変更したり、翌日日本へ発つ準備を続けた。ただ忙しく動き回るようにして、ものを考えないようにしていた。日中、自分のケアもした。翌日に予約を入れていたまつげパーマをキャンセルせずに、一日繰り上げてもらうことにした。このパーマはこれで2回目だけれど、まつげがくるんとしているとすっぴんでもあまり酷い顔にはならないので、すっかり気に入ってしまったのだ。そして実家に帰ったら、ほとんどすっぴんで過ごすに違いないので、丁度良いな、と。これはとても良いチョイスだった。ずっとワサワサとしていた自分のエネルギーがここへ行ってかなり落ち着いた。ここへ辿り着くまでは、お財布を忘れて駅に行ったり、間違った電車に乗っていてもしばらく気が付かなかったり、と。全く気もそぞろだったのだ。

そのあとは家に戻り、掃除と洗濯をして友人を迎える準備をした。猫の面倒を見てくれる人は合計4名となり、私の子ども同然の存在たちは手厚いケアを受けることになり、本当に安心。夕方から数名の友人が私のもとを訪ねてくれて励ましてくれた。本当に有難かった。

そして翌日私は日本へと発ちました。



ブログランキング・にほんブログ村へ
ランキングに参加しています。ポチッとよろしく。
[PR]

by sakurasikibu | 2010-10-03 16:54 | つれづれ