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ジョー・ヴィターリの新着ビデオ 2

ビデオの大意その2。

1) 被害者意識
  自分の置かれている環境は外的要因(文化、社会、政府、教育制度、家庭など)に影響されていて自分にはそれを変えることはできないという通念に支配されている状態。エゴに支配されている。自分対社会という意識。自分は被害者であるという意識。ヴィターリはこのステージにいる人は全体の9割を占めると他の情報源で言っている。

2) 自分には自分の置かれている状況を変える力があると気付く。
 元気が出て、力強く、素晴らしいと感じ、開放的に感じるステージ。でもまだまだエゴに支配されている段階(被害者意識が変化しただけでいろんなことを意図している状態なので)。自分の世界の中で「自分=神」という気分にすらなる。こういう気分はしばらく続くけれど、そのうちに自分の希望の全てを体現できないことに気付く。何か障害があることに気が付く。そうしてそれを誰か他の人、他のもの(引き寄せの法則など)を非難することで、自分がその責任を取らないでいる状態(または、自分にその責任があると気付いていない状態)。

3) 手放して、お任せする。
 この段階になるとゼロリミット、制限のない状態。
自分より更に大きな存在がいてそれに生かされていることに気づくこと。ヴィターリはその存在をthe Divine(神性)と呼ぶことを好むらしいが一般に言う神、生命、自然、ガイアとも言いかえられると。その存在に自分の葛藤を引き渡してしまうこと。自分の意思ではなく、その大きな存在によって物事は起きていてそれに全てを委ねること。自分は宇宙全体の覚醒のプログラムの一部であって、その中に演じる役割があることに気付くこと。自分の見ている世界の全ては自分の内面の投影であり、自分の経験全てに責任を持つこと。不愉快な現実に面しているときはその相手、事柄を変えようとするのではなく、自分の中にある不要な概念を手放すと見えている自分の世界が変わってくる。その方法の一つとして、彼の著書『ハワイの秘法』で紹介しているヒューレン博士の治療法を紹介している。
 
4) 完全なる気付き。
 the Divineに完全に溶け込む状態で、エゴは消失している。ほんの一握りの人だけがこのステージにある。このステージには意図しても入れない、なぜなら意図することはエゴのなせる業なので。the Divineによる恩寵のみでこのステージに到達する。瞑想やリラクゼーション、感謝の気持ちなどでこの段階に入る準備は出来る。


ビデオの中で私の敬愛するくるクルシュナムルティの教えについても言及している。自分の身に起きる出来事に好みを持たないこと。何事も無条件の愛情を持って受け入れ、その瞬間は続かないと理解すること。どんな瞬間も過ぎていくものと分かること。「今、ここ」に生きることが大切、と。今、この瞬間を感謝を持って生きることがより良い将来へと繋がる。

先日ご紹介したトールの本を参考にされるとなお良いことでしょう。
私個人としては第2段階と第3段階の差が良く理解できてとても役に立った。

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by sakurasikibu | 2009-02-03 21:01 | 人生哲学