発酵ものに魅せられて
母の日の今日、NYは久々の快晴。少し風は強かったけれど、とても気持ちの良い日でした。
最近、私は発酵するものに惹かれている。マクロビで言うところのプレスサラダ、いわば即席漬けに始まり、キャベツの発酵ジュース、そして麹もの。

先日は清美さんのところでお味噌と甘酒の作り方を教わってきた(彼女のサイトでその模様が詳しく出ています)。お味噌を自宅で作る知人は数人いたけれど、まさか自分もその一人になるとは思ってもみなかった。大豆をつぶすのはちょっとした肉体労働だけれど、フードプロセッサーを使うより大豆に良い波動が伝わっている気がする。こういう労働もお教室などで人と一緒にやれると楽しいけれど、一人だと瞑想的な要素があるね。淡々と単純な作業を続けるわけですからね。清美さんのところで時間が経ったお味噌、まだ若いものなどを試食させてもらい、まろやかさの違いを舌で覚える。そして麹菌の静かなパワーに感動する。甘酒は思っていたよりずっと簡単に作れて、既に3回内容を変えて作った。玄米に混ぜる雑穀やお豆の種類で甘みも変わる。面白いね。これもアートの域ね。

発酵ものに魅せられているのは生きたパワーに魅せられているんだろうな、と思う。高校生の頃は理系だった私には化学の実験のようでもあり楽しい。組み合わせで結果が変わるのもまた楽し。そして今ふと気付いたけれど、発酵して健康的で美味しいものに変化するということに、自分自身がAgingしていくことの美を見たいのかもしれないな、と。んー、麹のような存在になれるのはいいなあ。
-追記-
そうそう、先ほどは書き忘れていたのだけれど、乳酸菌のこと。ご存知の方も沢山いらっしゃるだろうけれど、念のため。ヨーグルトなどの動物性の乳酸菌は酸に弱い。お漬物やお味噌などの発酵食品に含まれる植物性の乳酸菌は生きたまま胃腸に届き、腸内の善玉菌を増やしてくれるそうだ。


by sakurasikibu | 2009-05-10 20:35 | 最近はまっているもの