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Indulgence

今日もブログにお越しくださってありがとうございます。

Indulgenceという言葉を辞書で引くと、「道楽」という日本語が出てくる。私的なこの言葉の解釈は「自分を甘やかすこと」でもあります。

私は甘いものが好き。でも、甘いものを摂ると簡単に疲れやすくなる体質なので、摂らないでいる方が体調はずっと良いんですね、私。特に単糖類(白砂糖、黒砂糖、果糖など)は血糖値を即時にあげ、インシュリンを大量放出したあと、今度は血糖値がど~んと下がるので非情に疲れやすくなるんですね。甘いものが欲しいときは、アガベネクターやメープルシロップなど(の複合多糖類これらも単糖類です)を使って、血糖値の上昇のカーブを緩やかなものにするようにしています。でも、いくらカーブが緩やかと言えども、糖分は糖分で、マクロビの言うところの極陰性食品なので、摂り過ぎればやっぱり体調は良くないですね。疲れやすいし、やたらと眠くなります。

それでも、ときどきはそんなことも忘れて美味しい甘いものを頂きます。それが私にとっての”Indulgence”の一つです。

先日、友人二人とダウンタウンを甘いものを求めて、あてどもなく夜遅くに歩いておりました。気持ちの良い晩でしたので、多分30分以上は歩いていたと思います。ウエストビレッジにいた我々はいつしかトライベッカに移動していました。そうして、予測もしなかったWashington St.に偶然出ました。ハドソン川のすぐ側でオフィスビルや倉庫も多いこのエリアに一角だけ、暖かい明かりをともしているレストランがありました。Capsouto Freres Restaurant.
レストランももうすぐしまりそうな時間に入ったのでカウンターに座りました。メニューを見るとスフレがあると書いてあります。スフレは好物の一つですが、NYのフレンチレストランでもサービスしている所はそんなに多くありません。タルト・タタン(リンゴのタルト)も好物なのでどっちにしようかな、と思っていたところ、友人の一人が思い出したかのように、かつてこの近くで仕事をしていて何度かここのスフレを食べたことがあると言います。彼曰く、このお店のスフレはNY名物の一つなんだと言います。そうか、それなら、頂いておこう!と。3人でチョコ、ラズベリー、へーゼルナッツと3種類を頼み、それぞれを堪能しました。とっても大きなサイズで出てきたので、最初はビックリしたんですけどね。ウエイターさんがスフレの中央に穴を開けてホイップクリームとそれぞれのフレーバーのソースを入れてくれます。スフレのふわふわとソースのトロリが合わさって、あまりの美味しさに3人とも絶句状態です。フランス生まれの友人も大感激!その美味しさは後日も舌の上でダンスをしている、と言っていましたよ。もちろん3人とも残さずにペロリと頂きました。

お店の内装も古典調で落ち着いています。普段はクィーンズ区の精神病棟という雑多なところで一日の大半を過ごしているので、こういった落ち着いたお店に来るとそれだけでホッとしましたね。レストランは今年で創業29年だそうです。回転の速いNYでは、数少ない老舗のレストランですね。きっとレストランガイドとかに良く載っていることでしょうから、ご存知の方も多いレストランだと思います。

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29年の歴史を感じさせるレジスターがカウンター席から見えました。フラッシュなしの写真はぼけていたので載せませんが、実際のカウンターではもっと優しい明かりの下でレトロの薫りタップリのレジスターでした。



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レストランのサイトの写真を少し拡大したので、画質は良くないですけども、このスフレ美味しいんです!また食べに行きます!!




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by sakurasikibu | 2009-10-14 21:41 | つれづれ