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食堂かたつむり、再び

今日もブログにお越しくださって本当にありがとうございます。

みなさん、こんばんわ。
今日のNYは雨です。今週は雨が続くようです。春が近づいてきましたね。

この前の日曜日は奈津子さんのお料理教室の日でした。今回は腎臓に良いメニューの数々を教わりました。毎度のことながら、どれも美味しいものばかり。奈津子さんのところは私にとって『食堂かたつむり』だ、と前に記事にしたことがあったのですが、またそういうことがありました。

実はこの日の私の心身の状況は芳しくなかったのです。前日にお会いした方に言われたことを自分の中で牛のように反芻し、それに自分の妄想やら想像を加えて、「さあ私は大変だ!」と一人で勝手にドラマを作り上げていたのです。急激なストレスのため、ほぼ持病の低血圧も起こしていました。でも、お教室は楽しみにしていたし、美味しいものを頂けば、元気になるかと思って出かけていきました。

でも、クラスの最中もやっぱり何となく体調が優れません。平常を装っていたのですが、奈津子さんのお手伝いに後からやって来たあすこちゃんが、私の顔を見るなり、「万葉さん、大丈夫ですか?」と私の体調不良を察知してくれ、奈津子さんのお母様の手作り梅干が入った梅醤番茶をすぐに作って出してくれました。頂くと私の様子の変化にまた彼女は気がついて、「良かった、ふわふわしている感じがなくなりました」と。ところが、クラスが進むにつれ、また私はふわふわし始めていたんですね。(ああ、また血圧下がっているなあ)って内心感じていたのですよ。そうしたら、またあすこちゃんは「万葉さん、またふわふわしてきましたね。もう一杯梅醤番茶飲みますか?」と聞いてくれました。多分、飲んだら調子良くなるな、とは思ったのですが、もうじき試食になるので、大丈夫だろうと思って、そのときは遠慮しておきました。

そうして試食はもちろん美味しくて、みなさんとのお話も楽しく過ぎて行きました。試食が終わったので、後片付けを始めると、あすこちゃんは「万葉さん、何かあったんですか?」と聞いてきたんです。どうも体調が悪いだけではなく、何かがあった!と察したらしいんです、彼女。加えて、私から哀しそうな感じを彼女は受け取っていたそうです。「差し支えなかったら話してくださいよ」という優しい言葉に甘えて、私は自分が前日に言われたことから、いろいろな未来を想定して、不安になっていることを話したんです。話したあとは大分安心しました。

お料理を作るというのは、素材やそのときの気候などに合わせて、絶妙なバランス感覚が必要な作業だと思うのです。そういう仕事に就くには、Intuitive(直感が発達している)である方が良いのだろうと信じますが、あすこちゃんはまるでサイキックのようでした。彼女いわく、見えたりするわけではないけれど、自分と繋がっている人のことは感覚として伝わってくるのだそう。しかし、刻々と変わる私の体調にまで大変敏感で恐れ入りました。でも、すごく救われた気がします。

サイキック・レストランっていうのが出来てもいいんじゃないでしょうか?お客様の体調、心境に合わせたお料理をシェフがさっと作って元気にしてあげる、というもの。流行そうな気がします。

ありがたいですね、労わってくれる人がいるというのは。ありがとう、あすこちゃん、奈津子さん。

そうして久しぶりの自分のドラマにも驚きましたよ。ドラマは嫌だと常々言っているのに、やっぱりドラマしちゃうんですねえ、ときどきは。自分が望んでいたことが次々に起こり始めたら、最初はとっても嬉しかったのに、そのうち自分で対処できるのか、と不安になってきたんですねえ。それについてのアドバイスに誇大妄想を加えて、まだ何も起きていないのに、一人で大騒ぎしていましたからね。でも、もう大丈夫かな、そう思います。自分に出来ないことは与えられないし、与えられたものは出来るからこそなので、そう信じて目の前にあることを大事にしていくことにします。







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by sakurasikibu | 2010-02-23 21:59 | つれづれ