不思議の国のアリス

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オスカーナイトの今晩、友人と3人でティム・バートンの『不思議の国のアリス』を観て来ました。映画好きの人に取って、一年に一度の大イベントの日なので、皆テレビに噛り付きかと思いきや、映画館は観客で一杯。上映開始時刻ギリギリに辿り着いた我々は席を選んでいる余裕がない。行った映画館はリンカーンセンターに近いIMAX シアター。何でもNYCで一番大きな画面で3Dが見れるんだそうだ。だっていうのに、遅くに行ったものだから、3人で並んで座れる良い席なんて、もうないのだ。私は離れて座っても全然構わないタイプなのだけれど、一緒に行った二人は気を遣ってか、3人並びの席が良かったらしい。

で、見つけた席はど真ん中の最前列。予告が終わって、本編が始まるとさすがは大きなスクリーン。左右の端は一目しただけでは視野に入ってこない。飛び出る3Dも近すぎて焦点が合わないこともしばしば。大迫力の画面が超裏目にでてしまうんですね、最前列では・・・。目がこの超近視状態の3Dになれるのに多分45分くらい掛かりました。途中で頭は痛くなってくるし、軽い吐き気も感じていて・・・。

主役のアリス役のオーストラリア女優、ミア・ワシコウスカははまり役だったと思う。幼さのたっぷり残る、頼りなげな少女から、果敢な少女、そして自立した女性に変化していく様は私好みの映画の展開だった。赤の王女役のヘレナ・ボナム=カーターは、期待をはずさない演技だった。マッド・ハッター役のジョニー・デップも最後のダンス以外はいつもの彼らしい、エキセントリックな役柄を好演していた。映像も綺麗だったし、コスチュームも良かった。白兎の宮廷での衣装がとても可愛くて気に入った。

でもね、ルイス・キャロルの原作の良さは言葉遊びにあって、人間の内面をもっと深く味あわせてくれていたと思うんだよなあ。ルイス・キャロルは数学者でもあったから、言葉で数式のような遊びをするのが得意な作家で、原作にはそれがふんだんに使われていて、それがファンタジーの世界と共に彼の作品の魅力だと思うんだけれど。哀しいかな、ハリウッド映画になってしまうと、やっぱりアクションは欠かせないみたいだ。映画の後半はアクションが横行していて、私は興ざめしてしまった。

シザー・ハンズの頃のティム・バートンの作品はもっと繊細で心がほっこりする感があったのに、段々と特にリメイクをするようになってから、私がいいなあ、と思っていた彼の良さが減ってきている気がするんだけれど。そんな風に思うのは少数派なのだろうか・・・。

3Dを見に行かれる皆さま、座席は後部でお願いいたします!



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by sakurasikibu | 2010-03-07 23:58 | 映画